天井埋込エアコン(天カセ)の形と吹き出し口の数
天カセとひとことで言っても、天井から見える顔はいくつかあります。吹き出し口の数と並び方が分かると、型番を探す前でもおおよその種類の見当がつきます。ここではダイキンの説明をもとに、よく見かける形を並べました。

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四方に吹き出す正方形のパネル
正方形のパネルの四辺に吹き出し口があり、中央が吸い込み口になっている形です。ダイキンはこの「ラウンドフロー」を、自社でいちばん普及している型と紹介しています。風を360度に送れる形で、ダイキンは飲食店にこの型を勧めています。ダイキンの機種にはパネルが黒や茶色のものもあります。
細長い2方向・1方向のパネル
長方形のパネルで、吹き出し口が長い辺の両側にあれば2方向、片側だけなら1方向の形です。ダイキンは2方向の「ダブルフロー」を、オフィスの照明の並びに合わせて取り付けやすい型として紹介しています。1方向の「シングルフロー」は部屋の角や下がり天井に向き、下へ吹くか前へ吹くかを選べるそうです。
ひと回り小さい4方向のパネル
四方に吹き出すのに、パネルがやけに小さく見える機種もあります。ダイキンの「マルチフロー」は、本体の大きさとパネルの面積がよくある4方向形のおよそ3分の2で、小部屋や小さなお店向けとされています。サイズが違っても、パネルを外して洗う流れは変わりません。
天井から吊った形・吹き出し口だけの形
本体が天井から下がって見えるなら天吊り形、天井に細長い吹き出し口と吸い込み口しか見えないなら天井内にダクトを通した形です。どちらも天カセとは別の種類なので、料金表の「天井埋込(天カセ)」の金額は当てはまりません。迷ったら本体と型番の写真を送ってください。お受けできるかどうかを確かめて、お返事します。
天カセクリーニングで下ろす部品と洗う順番
当店の作業工程は、壁掛けでも天井埋込でも基本は同じです。違うのは、部品を頭の上から下ろす点と、汚れた水が真下へ向かう点です。天カセでは、次の順に進めます。

STEP 01
吸込グリルとフィルターを下ろす
天カセは、フィルターの手前に吸込グリルがかぶさっています。まずグリルを外してから、フィルターとパネルを下ろします。
STEP 02
真下の床と什器、電気の部品を覆う
高圧洗浄の水が床や什器にかからないよう、本体のまわりと真下をシートとテープで覆います。基板などの電気の部品も、水が入らないように包みます。客席のテーブルや陳列棚のように動かせないものも、ここでまとめて覆います。
STEP 03
熱交換器を薬剤と高圧洗浄の水で洗う
機器の種類と汚れ方を見て薬剤を選び、熱交換器に吹き付けます。しばらく置いて汚れを浮かせ、高圧洗浄機で洗い流します。外したフィルターとパネルも、専用の洗剤で洗います。
STEP 04
ダクトの内側まで拭いてから組み直す
洗い終えたら、本体全体とダクトの内側まで拭いて水気を取ります。部品を取り付け、電源を入れて正しく動くかを見ます。そのあと、まわりを軽く掃除して作業を終えます。
天カセの料金と下見
天カセの料金は1台ごとに決まり、作業時間は現場を見てから決まります。どちらも、型番と設置場所が分かると早く固まります。
| 天カセの設置場所 | 税込の金額 | 税抜 | 所要時間 |
|---|---|---|---|
| お店・事務所・施設 | 24,200円〜 | 22,000円〜 | 現場を確かめてからご案内 |
| ご自宅 | 写真・下見のあとに見積もり | ― | 現場を確かめてからご案内 |
夏季は繁忙期のため、表の金額から変わることがあります。見積書をお渡ししたあと(お見積り後)は、作業日に金額を上乗せしません。出張料や駐車場代の扱いは料金表のページにまとめています。
写真で見積もれる場合と、下見に伺う場合
型番と本体の写真がそろえば、写真だけで金額をお出しできることもあります。天井の高さや台数によっては、現地を見せていただいてから見積もります。見積もり代はかからず、箕面市内の下見なら出張費も無料です。
お店で何台もまとめて頼むとき
お店や事務所の天カセが何台もある場合は、台数に応じた割引を見積もりでご提案します。営業日を避けた日程の組み方や、法人のお問い合わせで伺うことは、詳しくは店舗・事務所・施設のエアコンクリーニングをご覧ください。
住まいの天井埋込エアコン
天井に埋め込むエアコンは、お店だけのものではありません。ダイキンは、天井や壁に埋め込んで室外機1台と室内機1台で動く住まい向けの機種を「ハウジングエアコン」と呼んでいます。パナソニックも家庭向けに、天井に収める1方向タイプと2方向タイプを出しています。ダイキンは、新しく付けるなら新築やリフォームの時期が進めやすいとしています。
当店の料金表では、天カセは業務用(法人・店舗・施設向け)の欄に載っています。そのため、ご自宅の天井埋込には24,200円〜をそのまま当てはめず、型番と写真、必要なら下見で機種を確かめてから金額をお出しします。型番によってはお受けできない機種もあり、その場合は見積もりの段階でお伝えします。

住まいに付いていても、業務用として作られた機器ならフロン排出抑制法の対象になる、と環境省のFAQは説明しています。使う場所ではなく、業務用として製造・販売されたかどうかで決まるそうです。見分けるには室外機の銘板やシールを見ます。当日に浴室や電気・水道をお借りする点は、壁掛けのときと同じです(作業当日の流れ)。
天井が高い場所と、真下に什器がある場所
天カセは頭より高いところにあるので、手が届くかどうかで段取りが変わります。吹き抜けや高い天井のように、足場を組まないと届かない場所は、予約のときに必ず教えてください。床から天井までの高さが分かると、足場が要るかどうかを前もって判断できます。
エアコンの真下は作業場所になります。客席のいすや商品棚、ベッドやソファなど動かせるものは、伺う前によけておいてください。動かせない什器はそのままシートで覆います。お店の場合は、外したパネルやフィルターを洗える流しや水栓の場所も教えてください。
自分でできる天カセの手入れ
ふだんの手入れは、吸込グリルとフィルターまでです。ダイキンは天井カセット形について、次の手順を案内しています。
グリルを外す
フィルターを取り出す前に、まず吸込グリルを外しますフィルターを掃除機で吸う
ほこりの多い面から吸い取り、汚れが残れば水洗いします。油汚れがひどいときは中性洗剤とやわらかいブラシを使います乾かして戻す
しっかり乾かしてから、フィルターとグリルを元に戻します
ダイキンの別の記事では、業務用エアコンのフィルター掃除は1か月に1回が目安とされています。フィルターにカビが見えたら、奥の内部も同じ状態と考えてプロの点検とクリーニングを受けるように、というのがダイキンの説明です。脚立の上での作業が難しい、危ないと感じたら、無理をしないでください。内部へスプレーを吹き付けるのも、汚れや故障のもとになるとして控えるよう案内されています。
